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  日本を変える、世界を変える!
「ソーラーシェアリング」のすすめ
 

世界初!「ソーラーシェアリング」実証試験結果書籍!!
長島彬 著
B5版 209ページ
定価:3,800円+税
ISBN:978-4-86594-000-8
2015年10月中旬刊行
日本で初めて「ソーラーシェアリング=営農型発電設備」を考案した、CHO技術研究所代表・長島彬氏の実証試験結果著書。この1冊で「ソーラーシェアリング」を基本から理解することができます。
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農地の上の空間を利用して営農しながら環境と共生できる発電方式で、ずっと安定した暮らしを目指す「ソーラーシェアリング」が、将来どれだけ有効なものなのかを証明すべく行った実験の数々。太陽光発電の最大の問題点である「大面積の必要」を克服し、「農業」と「発電」を両立させ、将来豊かな電力供給を日本だけでなく世界に普及しようという著者の、10年以上に及ぶ戦いの記録でもある。「ソーラーシェアリング」のはじまりから、成功、失敗を繰り返し、メリット、デメリット…紆余曲折のすべてをさらけ出している渾身の実証試験結果書籍。
試算計算や、太陽光パネルやパワーコンディショナーをはじめ、スマートターン式ソーラーシェアリングなどの紹介も取り入れて分かりやすく解説してあるので、町の電気屋さんが農業主さんへのアプローチへの方法として利用できたり、図書館や学校教材としても使用できるものに仕上がってる。



■本書の主な内容
第1章:太陽光発電の発展
1-1 太陽電池の歴史
1-2 化石燃料の終焉
1-3 屋根上設置とメガソーラーの限界
1-4 原子力発電の展望
1-5 将来のエネルギーの展望(1)
1-6 将来のエネルギーの展望(2)
1-7 ソーラーグレードシリコンの登場と世界の価格
1-8 発電単価の比較ルール
1-9 いろいろな発電方法と太陽光発電の比較
1-10 太陽のエネルギーのみで生きる道
第2章:ソーラーシェアリングの基本とその歴史
2-1 光飽和点存在からの発想とその目的
2-2 ソーラーシェアリングの基本構想
2-3 ソーラーシェアリングの構成
2-4 遮光率の定義と考え方について
2-5 影の動きの概説
2-6 ソーラーシェアリングの効用
2-7 ソーラーシェアリングの開発経緯概略(2013年まで)
2-8 ソーラーシェアリング技術の工業所有権・商標について
第3章:ソーラーシェアリングによる農作の実証試験
3-1 実証試験場開設の経緯
3-2 モジュールの選定について
3-3 モジュールを搭載する架台について
3-4 実証試験場での試験方法について
3-5 実証試験場での定性試験結果(1)2010年〜2013年7月
3-6 実証試験場での定性試験結果(2)2013年8月以降
3-7 日照によって生育が悪くなる理由
3-8 植物形態と太陽光発電の違い
3-9 植物の直射光ぎらい(1)
3-10 植物の直射光ぎらい(2)
第4章:ソーラーシェアリングの実践
4-1 先行事例から学ぶこと
4-2 ソーラーシェアリング完成までの流れ
(1)適地選定と規模について
(2)耕作の継続
(3)基本仕様の作成
4-3 計画の基本手順
(1)土地の広さや形状の測定
(2)パネルの選定は風荷重への配慮から
(3)架台の構造とデザイン
(4)雨だれによる被害を最小限にする配慮
(5)飛来ゴミ、粒子による汚染防止の基本
(6)遮光率と作物
(7)農作業の空間と架台の構造
(8)洪水時の配慮
4-4 ソーラーシェアリング導入時のヒント
4-5 ソーラーシェアリングの導入コストと利益
第5章:ソーラーシェアリングシステムの発展
5-1 従来の方法
5-2 パネル(太陽光発電モジュール)の新しい取り付け方
5-3 従来のパネルの回動方法
5-4 新しい回動方法の基礎(スマートターン)
5-5 新しい回動方法の実用化
5-6 具体的な形と作動とその効果
5-7 ソーラーシェアリングシステムの今後
(1)優美で剛性の高い架台
(2)パネルの改良
(3)パネルターミナルの接着作業の廃止、分解交換自在化
(4)故障パネルの目視による早期発見方法の確立
(5)パネルのねじり剛性の向上と表面の滑らかさの両立
(6)配線のコードレス化や配線保持方法の改良
(7)パワコンの自立(買電不要)仕様を確立する
(8)パワコンの形態と取付位置
第6章:ソーラーシェアリングの応用
6-1 屋上での応用
6-2 内水面での応用
6-3 メガソーラーの問題点
6-4 メガソーラーもソーラーシェアリング方式で
6-5 牧畜、酪農に応用できるソーラーシェアリング
6-6 一般家屋へのソーラーシェアリングの応用
第7章:ソーラーシェアリング推進の効果とその生かし方
7-1 環境分野
7-2 第一次産業を豊かにして再生する効果
(1)農業(水田)
(2)農業(野菜、花卉、果樹)
(3)漁業(特に大波のくる心配が少ない内水面)
7-3 ソーラーシェアリング設置による効果
(1)作業環境を改善
(2)害虫、害鳥、害獣からの防御の容易化
(3)農業機械の自動運転
(4)灌漑用水の節約と融雪促進効果
(5)防除回数の節減と散布方法
7-4 経済効果について
(1)税収の増加と補助金行政の縮減
(2)後継者問題の解決と一極集中の緩和
(3)共通化によるコストのさらなる低減
7-5 「自然と共生」できる再生可能エネルギー
7-6 恒常的な投資の循環による民間資力の充実
第8章:ソーラーシェアリングを推進させる大事な施策
8-1 裸地こそ最良の農業・漁業の環境という常識の再検討
8-2 ソーラーシェアリング実施の許可制度と農政
8-3 自然エネルギーの系統電力への受入ルールについて
8-4 賦課金制度の早期終焉
8-5 電力供給のルールと電気製品規格の見直し
8-6 耕作の継続を担保にする組織作り
8-7 農地への系統電力網の充実
8-8 保険制度の充実
8-9 融資金返済の担保方法について
8-10 資源のリサイクル
8-11 広く分布させて普及する仕組み
第9章:ソーラーシェアリングの意義とその発展
9-1 太陽光発電の適地の拡大
9-2 貧困からの脱出
9-3 便利な生活と必然とされた地球環境破壊防止の両立
9-4 食糧増産の弊害
9-5 限りある土地の有効利用
9-6 エネルギー多量消費型プラントの新しい拠点
「ソーラーシェアリング」に関するQ/A