農地の上の空間を利用して営農しながら環境と共生できる発電方式で、ずっと安定した暮らしを目指す「ソーラーシェアリング」が、将来どれだけ有効なものなのかを証明すべく行った実験の数々。太陽光発電の最大の問題点である「大面積の必要」を克服し、「農業」と「発電」を両立させ、将来豊かな電力供給を日本だけでなく世界に普及しようという著者の、10年以上に及ぶ戦いの記録でもある。「ソーラーシェアリング」のはじまりから、成功、失敗を繰り返し、メリット、デメリット…紆余曲折のすべてをさらけ出している渾身の実証試験結果書籍。
試算計算や、太陽光パネルやパワーコンディショナーをはじめ、スマートターン式ソーラーシェアリングなどの紹介も取り入れて分かりやすく解説してあるので、町の電気屋さんが農業主さんへのアプローチへの方法として利用できたり、図書館や学校教材としても使用できるものに仕上がってる。
■本書の主な内容
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