本書は主にITエンジニアを対象とし、3部構成になっています。
基礎編(1〜5章)では「ブロックチェーン=金融」というイメージを払拭します。まずはビットコインとの混同を解き、技術の概要と意義、登場の背景をざっくり説明します。また、金融機関をはじめ各国政府機関や企業間の実証実験、応用事例等を通じて、各業界の動向を紹介します。
理論編(6〜10章)では、ブロックチェーンの構成要素であるP2Pネットワーク、コンセンサスアルゴリズム、電子署名およびハッシュ暗号を解説します。これら既存技術によって解決されたことと、まだ解決されていない問題を明らかにし、ブロックチェーン技術を利用する上での課題を考察します。
実践編(11〜14章)では、代表的な3つのブロックチェーン基盤であるBitcoin Core、Ethereum、Hyperledger Fabricを動かしてみます。実行環境を構築して、暗号通貨による送金やマイニングを実行するほか、簡単なサンプルアプリケーションを作成します。これらの作業を通じ、スマートコントラクトの開発方法、各ブロックチェーン基盤の特徴や違いについて理解を深めます。
野口悠紀雄氏 推薦
ブロックチェーンとは、ビットコインなどの仮想通貨の基礎技術である。仮想通貨だけでなく、さまざまな応用範囲を持つことが認識され、これからの社会を変える基幹技術になると考えられている。本書は、ブロックチェーンの基礎について、詳しく解説している。
早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問・一橋大学名誉教授 野口 悠紀雄
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2016年11月24日開催
『ブロックチェーン 仕組みと理論』出版記念セミナー
ブロックチェーンの仕組み
それを取り巻く環境
開催場所:全国家電会館(千代田区湯島/御茶ノ水)
主催:株式会社リックテレコム
参加費:無料
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■[本書の主な内容] |