手を動かして身に付ける
フロントエンド開発の実践技術
Vue.jsは一見簡単そうですが、勘所がいくつかあります。従来の解説書や公式ドキュメントだけでは「意外に難しい、学習しにくい」とか、「本格的な開発案件になると説明不足」となりがちです。
本書ではわかりやすい解説とハンズオンが読者の理解を助け、かつ、実務に役立つように情報をまとめました。カジュアルに楽な気持ちで、「読む」というより一緒に手を動かしていきましょう!(本書まえがきより)
■読者対象
本書のメイン読者は、「フロントエンド開発を始めたいサーバーサイドのプログラマ」です。HTML、JavaScript、CSSの基礎知識を前提としていますが、jQuery程度の実務経験のあるWeb系エンジニアなら、どなたにも役立つはずです。特に下記のような方々はぴったりです。
(1)頭で考えるよりも、手を動かすのが好きな人
(2)Vue.jsの業務適用を指向している個人または小規模な開発チーム。非機能要求、チーム開発、アプリケーション品質等の要求に迫られている人々
(3)断片的知識でこなしてきたフロントエンド開発について、体系的に理解し、ツール選びや技術選択に根拠を得たいエンジニア
■本書のハンズオンを修了する頃には…
(1)フロントエンド開発の基礎知識を習得できている
(2)Vue.jsのアプリケーションを構築できるようになる(分からないことは自分で調べて解決できる)
(3)Vue.jsのアプリケーションアーキテクトとして歩み出せる(ツール選択や技術選定、非機能要求の検討、チーム開発での考慮事項もマスター)
■本書の特徴
(1)ハンズオンで動作原理を理解できる
(2)ステップアップ方式により、自分のペースで着実にレベルアップできる
(3)ツール選択や技術選定では、根拠(なぜ?)を重視して解説
(4)エンタープライズ領域での実践経験豊かな著者のノウハウを伝授
(5)現在主流のVue.js 2.xと新バージョン3.0 の両方に対応し、Vue CLI 4をサポート。Vue.js 2.xから3.0への移行に役立つよう差分を解説します。
■本書の構成
本書は全4章構成になっています。
1章ではVue.jsの基礎を学びます。最初から手を動かして、ひとつひとつ“ナットク感”を積み上げていきます。
2章ではVue.jsの開発環境を構築しますが、そのプロセスを通して、フロントエンド開発の基礎知識が身に付きます。
3章はいよいよ本書の目玉、Vue.jsによるSPA開発のハンズオンです。楽しみながら進めてください。
続く4章も重要です。本格的かつ高品質なVue.jsアプリケーションを開発するためのノウハウを伝授します。
■「Step Up!選書」とは…
本書をはじめ「Step Up!選書」では、読者が自分のぺースで1ステップずつ学習を進め、独学で技術力を高めることができるように、考え抜かれた編成でリードしていきます。
単なる説明項目の列挙や、理論体系の単純トレースはしません。開発リファレンスや逆引き、クックブック(開発レシピ)とも違います。プロのエンジニアとしての実力を高めるための著者オリジナルのシナリオに、士気高く踏み出してください。
■著者プロフィール
日本ユニシスに入社後数年を経てから十年来、エンタープライズアプリケーション開発のアーキテクトを主な生業にしてきました。2016年頃からフロントエンド開発に主軸を移し、現在もアーキテクトとして技術を磨くために開発の前線で精進の日々です。本書発刊を機に、ずっと行動に移せなかった情報発信にチャレンジすることをここに宣言したいと思います。Twitterアカウント(@ha6_6ru)
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■本書の主な内容
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