まえがき |
第一章 職人の仕事ぶりは「音」でわかる |
仕事場から聞える玄翁(げんのう)の響き
和室を彩る伝統木工技術「組子」
ものづくりの現場、職人の家
内閣総理大臣賞受賞
6階建てのビル――職人の気概 |
第二章 和から洋へ――組子を残すための決断 |
家業を継ぐ
職人の根っこを作る
類人猿とインターネット
洋風商材で活路を開く
職人のセールストーク
ヒットした「組子のラティス」とお墨付き
ベテラン工場長から告げられたこと
上げ潮・下げ潮
経営者の覚悟はできているか
「もう、来なくていいよ」
これしかない!――インターネットという光 |
第三章 背水の陣で臨んだインターネット |
ゼロの三冠王
鬼の顔、仏の顔
IT時代の信用とは?
商売の王道を行く
メールと電話の使い分け
災害時のメルマガ失敗談 |
第四章 追い詰められたものづくりの現場 |
親指の氷詰め
手の甲の見えない傷
グッドデザイン賞
日本の文様、世界のブランド
ガラスの器に詰め込んだもの
「伝統なんて時代遅れだ!」
本当の肉の味
父の病室から見た春の立山連峰
手のぬくもりと借用書
現金という血液
原点に返る |
第五章 今こそ「和」を取り戻す |
「和のホームページ」で堂々といこう
色と雰囲気は会社の象徴
光と影を撮る――写真の役割
傾いた時計――職人の父の最期
「気概のビル」との別れ
希望――IT経営百選・最優秀企業賞受賞
店舗装飾用の組子欄間が誕生!
インターネットの神様が開いた世界への入口
幸福に向かうための撤退 |
第六章 ネット時代、中小企業が大切にしたいもの |
モノの見方を変えてみる――「想像」と「創造」
目の前の利益、未来の利益――コスト
アナログとデジタル――コミュニケーション
進化するネットと「個」の重み――顧客への姿勢
ろうあ者の職人――人から学ぶ
仲間をつくるということ――ネットワーク |
第七章 海を越える! 職人魂 |
作家と職人、作品と製品
ベテラン職人の耳
生涯現役でいこう
木が人を豊かにする
職人として他国の文化を知り、自国を誇る
作業場とサッカーボール
世界に響け、職人の心意気
玄翁の唄 |
あとがき |